[ムンバイ 31日 ロイター] – 動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」を運営する中国の北京字節跳動科技(バイトダンス)のインドの銀行口座が同国当局により凍結された問題で、インドの裁判所は31日、同社への救済を見送った。
インド当局は3月中旬、脱税の疑いがあるとしてバイトダンスのインドのシティバンクとHSBCの2つの銀行口座を凍結するよう命じた。これを受けバイトダンスは、事業に影響が及ぶとして凍結命令を無効にするよう裁判所に申し立てていた。
バイトダンスはこの日、ムンバイ高等裁判所で開かれた審理で、口座の凍結により従業員の給与や家賃が支払えなくなると訴え、凍結解除を求めた。
裁判所は政府側の主張も聞いた後、4月6日に再び審理を開催すると説明した。
バイトダンスは、インド税務当局の決定には同意できないとしており、31日遅くに発表した声明で、法的に有利な立場にあると確信しており、裁判所の判決を待っていると説明した。
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