【大紀元日本2月3日】米フロリダ州当局は2月2日、冬型暴風雨と強い竜巻に見舞われたフロリダ州中部では、少なくても19人が死亡、千戸以上の家屋が倒壊し、1万3千人以上の住民に電気の被害が出ていることを明らかにした。
当局によると、当時は千戸以上の木造家屋および教会が暴風に破壊され、樹木も根元から飛ばされた状態だったため、緊急事態を宣言した。現在は多くの住民が瓦礫の下で救援をまっているという。
住民によると、竜巻はまるで走行中の貨物列車が家の中へ飛び込んで来たようだと語った。家族全員が就寝中で、驚いて目を覚ましたという。テレビでは、竜巻が去った後に倒壊した家屋や瓦礫が散乱している映像が流されており、なす術もない住民は瓦礫の中から利用できそうなものを捜しているのが映されている。
一方、もっとも被害の深刻なレーク郡は、少なくても51平方キロメートルにわたり竜巻に見舞われた。同地域には数千戸の住宅があり、救急隊は1戸1戸回って生存者を確認しているという。情報筋によると、損害の統計は数日を要するという。
米国家気象局はオーランド北部や区100キロメートル付近に対して、竜巻の警報を出し続けており、さらなる暴風雨が予測されるとし、住民に対して避難勧告を行った。
一方、フロリダ州クリスト州知事は、レーク郡を含む4つの郡に対して緊急事態を宣言し、緊急避難収容所を住民に提供した。クリスト州知事は、ホワイトハウスはすべての救援活動に対して、全力支援することを明らかにした。
気象専門家によると、今回の竜巻は典型的なエルニーニョ現象によって、太平洋東部の海水温度が異常に上昇したため、強い寒冷前線と相互衝突した際に発生する悪天候からもた
フロリダ州のレディーレーク地域、住民は竜巻が去った後の自宅残骸の中に佇む(Joe Raedle/Getty Images)
フロリダ州のレディーレーク地域、竜巻が去った後の住宅(Joe Raedle/Getty Images)
レディーレーク地域、竜巻に破壊された車両(ROBERT SULLIVAN/AFP/Getty Images)
らされたと分析している。
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