男女出生比率の格差、更に増加

2007/03/10
更新: 2007/03/10

【大紀元日本3月10日】中国国家統計局によれば、昨年1年間で中国人口総数は700万人増加しており、男女比率の不均等現象は更に増加の一途をたどっている。また、中国政府は著名人や富裕層の一人っ子政策違反者を厳しく罰することも再度発表している。

統計数字は2006年末までのもので、中国の人口総数はおおよそ13億14500万人に達し、一年前と比べ約700万人増加した。その中でも都市の人口の閉める割合は全人口の44%近くにも上り、2005年との対比は120対100、AP通信社の報道によると,工業化した国家での男女の平均比率は104~107対100だと伝えられている。

少し前に、中国国家人口と一人っ子政策委員会の張維慶主任から10年から15年を目標に中国人口の基本的な出産性別比例の正常化の実現を目指すとの発表があった。張氏はまた、一人っ子政策においてはどんな立場の人間であっても法律の前では平等であるべきで、著名人や富裕層および党員幹部であっても出産について特権を持つべきではないと示した。水曜日の記者会見の際、委員会幹部の于学軍が著名人や富裕層は罰則を恐れはしないが、名誉を重視するので、「不良記録案」を設立し処罰を与え、更に政策違反をした者は各種奨励項目の審査に加われなくなる、ということも付け加えると発表した。

委員会の話では、中国4大都市で行った調査によると、著名人、金のある人の政策違反者の大部分は2人出産し、3人出産も10%いるという。

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