【大紀元日本7月1日】中国広東省公安庁は6月25日、広州地下軍事工場の摘発内容を公開した。公安庁によると、同地下軍事工場は大型狙撃銃、警察用捕獲ネット・ガン、無線および本物の警察制服などを有する集団であるという。地下軍事工場の製造技術レベルや設備は優れており、銃器1本当りの利潤は原価の十数倍以上に上るという。
中国メディアの報道によると、公安庁は今年5月に摘発した地下軍事工場は、3台の大型旋盤設備があり、削り磨き、穿孔、フライスの3つの機械による一貫作業で専門的に武器の製造や改造および販売を行っているという。
情報筋によると、この地下軍事工場は2年ほど前にできたもので、リーダー格の_deng_偉波氏を含む16人の容疑者が取り押さえられた当時、現場から各種銃器27本、弾丸558発、無線発射機1台、弾丸半製品、弾倉、筒型スリーブケース、狙撃銃用望遠鏡、トランシーバーなどを見つけたという。押収された27本の銃器の中には、45口径、64口径の小型銃器のほかに、改造された大口径のレミントン散弾銃もあったという。
一方、広東省公安庁刑偵局副局長の俣同芬氏によると、捕獲ネット・ガンは通常は機動隊が使用するもので、ネット(網)を相手に向かって発射し、抵抗できなくなるために使用されるものであるという。
これらの銃器は1本当たりのコストは500元~600元(約7700~9240円)で、弾丸などの備品を加えても千元(約1万5400円)にならない。しかし、売価は少なくても8千元~1万元(約12万3200円~15万4000円)であり、1本当たりの利益は十数倍以上に上るという。
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