【大紀元日本7月14日】陳水扁・台湾総統は7月12日、香港政府に大量強制送還された法輪功(Falun Gong=ファールンゴン)学習者たちの請願を受け、2度にわたり暴力的な扱いを受けた上、強制送還された人権弁護士・朱婉_qi_氏と、同事件の被害者でもある「希望の声」国際ラジオ放送局の廖淑慧・記者と面会した。台湾法輪大法学会理事長・張清渓氏、台湾大学政治学部・明居正教授が同席した。
陳総統は、朱・弁護士および廖・記者の二人から、500人近い台湾人民が「香港7・1活動」(香港返還した10周年の活動)の前に、合法的ビザを持って香港に入国する際、入境審査時にされた非人道的な扱いおよび暴力的強制送還された事件に関する詳細報告を受けた。請願した法輪功学習者から、陳総統に対して、台湾人民を代表し香港政府へ抗議することを求めた。
これに対して、陳総統は、「中国共産党は徹底的に崩壊しなければ、世界には平和が来ない」と強調し、人権の道を歩む上での辛苦に言及した。総統は、法輪功学習者らのこれまでの努力に対し支持し続けている。
陳総統は、「人権立国」が自らの信条であるとし、法輪功学習者が人権を堅持し続けている姿勢に対して、敬服の意を示した。また、海外の政府関係者らは、中国大陸で弾圧されている法輪功が台湾における合法的であるという対照的な事実に驚いていることを明らかにした。
陳総統は中共が法輪功を恐れている理由とは、法輪功自身に問題があるのではなく、中共指導者自身が自信に欠けていると強調した。これに対して、法輪功学習者は人権および自由の獲得を堅持し、それに費やした努力は値することであると激励した。
明居正教授は陳総統に対して、中共側における共産党およびそれに関連する団体を脱党した人数は、毎日3~4万人ペースで増えているとし、現在はすでにおよそ2400万人がそれらの団体を脱党していることを報告した。
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