ミャンマー政権に圧力掛けなければ、北京オリンピックをボイコット=ノーベル平和賞受賞者

2007/09/30
更新: 2007/09/30

【大紀元日本9月30日】ノーベル平和賞受賞者のデズモンド・ムピロ・ツツ氏(南アフリカ聖公会ケープタウン大主教)はこのほど、中国政府に対して、ミャンマー情勢を制御し、同国軍事政権の民衆弾圧やめさせるために圧力を掛けるように呼びかけた。ツツ大主教は、中国政府がミャンマー軍事独裁者の行動に対して、立ち上がって反対を示さなければ、来年の北京五輪ボイコットすると強調した。

米「アース・タイムズ」によると、ツツ大主教はスウェーデン西海岸ゴセンバーグ市で行われたミャンマー政府に対する抗議集会での発言で、軍事政権が、デモする民衆を弾圧し、死者を出したことに対して、中国政府に問題解決に向けて協力を呼びかけたという。ツツ大主教は「中国よ、あなたはミャンマーに対してけん制作用を持っており、それらの野蛮人に暴虐な行動を止めさせなさい」と発表した。

スウェーデンで開かれた集会に約50人の同国議員が参加し、その他に、集会に参加した各界有識者および学生たちが全員赤い服を着ており、ミャンマー反体制派への支持を示した。スウェーデンのハーマー大主教、スウェーデン国際協力発展省のグニラ・カルソン大臣、スウェーデンのドウェイク前首相も集会に参加し、演説を行った。

(記者・魏徳、翻訳/編集・余靜)