インド情報官、中国人女性との関係疑惑で本国召還

2007/10/09
更新: 2007/10/09

【大紀元日本10月9日】インドの高級外交情報官が香港駐在中にある中国人女性と度々接触し、一年後スリランカに転勤になった後もこの女性と密接に連絡を取り続けたためインド当局から多方面にわたり調査され、最近「行動不審」とされ本国へ召還された。中国人女性は、中国の特務機関の者とみられる。

インド紙「ザ・インディアン・エクスプレス」が伝えた政府高官の話によると、召還されたのは、インドの特務機関『研究・分析局』(RAW)の高級政府職員ラビ・ナイル氏である。同氏は以前にも派遣された米国、パキスタン、ブータンに駐在中、中国人との頻繁な接触によりインド当局に注意を受けていた。にもかかわらず彼はインド国防上敏感な地区のみに転勤した。調査される前に駐在していたスリランカも、近年中国が積極的に近づいたため、インドとの関係が疎遠となっている国である。

三年前にもインド情報局では大きな不祥事があった。RAWおよびインド合同情報委員会(JIC)秘書室首席連合秘書のラビンダー・シン(Rabinder Singh)氏は、米国がRAWに工作員として潜り込ませたCIA工作員だったことが発覚したため、米国へ逃亡し、インド政府は国家機密漏洩罪で指名手配した。

(翻訳/編集・坂本)
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