【大紀元日本10月14日】中国共産党第17回大会を前に、定年退職した左派高官と中国共産党幹部らはこのほど、中央に連署の手紙に提出し、中国共産党元総書記・江沢民の理論「三つの代表」を党の「規約」から削除するように求め、そして_deng_小平理論の重要度を下げることも要求したという。
香港紙「苹果日報」によると、定年退職した毛沢東思想に傾倒した左派高官170人の署名を集めた李成瑞(国家統計局元局長)は、5年前に中国共産党第16回大会当時の総書記・江沢民が考案した「三つの代表」を党の「規則」に書き加えたことを非難し、「三つの代表」の内容は共産党の趣旨に反していると指摘した。
情報によると、党、政府、軍隊から定年した多くの高官が連署に参与した。彼らは10年前の中国共産党第15回大会に_deng_小平理論を党の「規則」に入れたことも不満に思っている、「豊かになれる人から先になるように」を提唱した_deng_小平理論は中国の腐敗現状を招いたと李成瑞は非難した。「結局先に豊かになったのは、共産党幹部あるいはその家族だけではないか。政治家だから、息子は金持ち、政治家の父親は権力をつかみ、息子は金をつかむ。こんなことを続けていれば、共産党を支持する人はいるだろうか」と批判した。
当然ながら、今度の異議が速やかに北京当局に封殺された。
中国共産党上層幹部らは権力を利用し、自身の収賄、着服の他、家族の腐敗も黙認してきた。江沢民、李鵬、曾慶紅など高官の家族は権力を乱用して私利をむさぼっているのは、民衆の間では周知の事実だ。
(翻訳/編集・侍傑)