【大紀元日本10月21日】国連総会は10月16日に、安保理の非常任理事国として、来年1月より2年間の任期で、リビア、ベトナム、ブルキナファソ、クロアチアとコスタリカを新たに選出した。
*リビア:外交関係改善
リビア駐国連大使は、同国が国連安保理メンバーになったことから、これまでの外交関係の改善に尽力した結果だと示した。米国は過去15年間、リビアはテロ組織を支援し、1988年スコットランド・ロッカビー上空のパンナム機爆破事件を促したとして、安保理への参与を阻止した。
今回の当選について、リビア駐国連大使は、米国はリビアと対抗しなかったことには驚かないとした。何故なら、米国との関係はここ数年間において正常化したからだとし、ロッカビー事件の責任はすでに果たしたと強調した。
リビアはロッカビー事件の死者に対して賠償を払い、2003年に核兵器項目の開発を放棄した。
*ベトナム、ブルキナファソ
米VOAによると、ベトナムおよびブルキナファソは第1回の投票で、192カ国の加盟国の中で3分の2の高得票で安保理非常任理事国に当選した。一方、クロアチアとコスタリカは第2回投票でチェコ共和国およびドミニカ共和国を負かした。
昨年のラテンアメリカ諸国間の競争に比べ、今年の選挙は基本的に低調だった。昨年の選挙では、ベネズエラおよび米国が支持したグアテマラは47回の選挙でも決まらず、最終的にパナマが当選した。
新しい安保理非常任理事国は2008年1月1日より、コンゴ、ガーナ、ペルー、カタールとスロバキアの代わりに、15カ国からなる国連安全保障理事会に参与することになっている。
(翻訳/編集・余靜)
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