【大紀元日本10月22日】中国共産党第17回党大会が21日、閉幕し、中央委員204人と候補委員167人、中央規律検査委員127人を選出した。中央委員については、100人の引退に対し、105人が新たに中央委員となり、半数以上が新人委員となった。68歳の曾慶紅、72歳の羅幹、69歳の呉官正ら3人の名前は中央委員からはずれた。江沢民前総書記の右腕のような存在だった曾慶紅は、中央委員からはずれたことから政治局常務委員の退任が確実になり、胡錦涛の政治勢力がすでに権力を固めたものとみられる。
現任の中央政治局委員、中国国務院副総理の呉儀と曾培炎、中央軍事委員会副主席兼国防部長・曹剛川と東北振興グループ副組長・張立昌らは中央委員に選ばれなかった。
現任の中央政治局常務委員である胡錦涛、呉邦国、温家宝、賈慶林、李長春らは、中央委員に当選。新体制の中央政治局常務委員会が9人体制だとすれば、四人を補充する必要がある。
中国共産党の重要なポストに就くと海外メディアが予測している、文化部副部長・于幼軍、中央弁公庁主任・令計画、江蘇省委員会書記・李源潮、重慶市委員会書記・汪洋らも、今回中央委員に当選した。
外交部長・楊潔篪、外交副部長・王毅(前駐日大使)、中国銀監会主席・劉明康、中国証券監督管理委員会主席・尚福林、国家スポーツ局局長・劉鵬、元軍事委員会主席・_deng_小平の娘・_deng_楠(中国科学技術協会副主席)、元国家主席・劉少奇の息子・劉源(軍事科学院政治委員)も今回の中央委員に当選した。
外国メディアが政治局常務委員として有力視している遼寧省委員会書記・李克強、上海市委員会書記・習近平、商務部部長・薄煕来の名前も中央委員当選リストに入っている。
新任の中央委員は本日(22日)、第17期中央委員会第1回総会(1中総会)を行い、新しい政治局委員と常務委員、中央書記処書記、中央紀律検査委員会常務委員と中央軍事委員会委員を選出する。
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