【大紀元日本10月22日】中国共産党第17回党大会の会期中、会議の安全を確保するために、北京市は警察と住民ら80万人以上を総動員した。香港紙「明報」によると、北京で党大会会期中に突発事件が二件発生した。陳情者4人が天安門前の金水橋から飛び降り自殺しようとした。また、天安門広場で、身体障害者数人が自家製の電動自転車で、人民大会堂に突入しようとした。
北京警察によると、第17回党大会のために、警察と民衆を82・4万人も動員したという。この5年間で最多の動員数となり、東城区、西城区に各6万人、海淀区に12万人が配置された。警察側の仕事は、破壊やテロを防ぐ以外、今年の重点は各地の陳情者を処理すること、南城にある「陳情者の村」と呼ばれるテントや簡易住宅によってできた陳情者の臨時住居所は、警察により強制撤去され、ほとんど空地になった。
情報によると、金水橋に飛び降り自殺事件と人民大会堂突入事件は、ともに第17回党大会開催中に発生した。北京の公安は事前に情報を把握できず、現場にいる警察、私服警察や武装警察はみな慌てたという。
(翻訳・侍傑)