12月9日宮下公園=中国に人権を! “ヒューマン・ライツ トゥ チャイナ!”集会とウォーキングのご案内(兼 参加者募集)

2007/11/25
更新: 2007/11/25

趣旨にご賛同いただける方々のご参加を歓迎いたします。

日 時:2007年12月9日(日) 13:15~15:30(集合・受付は12:30 小雨決行)

場 所:渋谷 宮下公園(渋谷駅・宮益坂口 住所:東京都渋谷区神宮前6-20-10)

予 定:12:30~13:15宮下公園集合・受付・準備

    13:15~14:45集会(趣旨説明・主催者および参加者からの発言・全体注意)

    14:45~15:30ウォーキング開始(宮下公園帰着15:30)

    15:30    片付け・解散

主 催:CIPFG(法輪功迫害真相調査連盟)アジア調査団 

 副団長 安東 幹 080-3396-2993

 日本事務局(山川)090-9460-1241

参加希望者・団体の皆様へお願い:

1、参加希望者は、12月8日までに上記事務局へ、事前にお申し込みください。

2、集会での発言の希望も、必ず事前にお申し出ください。(発言は各団体5分以内)

3、発言は、主催者の趣旨を理解し、これに賛同していただく内容でお願いします。

4、参加ご希望の個人・団体とも、ご自分のプラカード・横断幕などをお持ちいただいて結構です。ただし、政治色のつよい主張のもの(例 台湾独立 チベット独立など)は、ご遠慮いただきます。

5、集会・ウォーキングとも、シュプレヒコールはいたしません。

6、沿道の人々に理解と共感を得られるよう、静かな対話は積極的にお願いします。 

ーーーーーーーーー

毎年12月10日は1948年に国連で「世界人権宣言」が採択された「国際人権デー」です。

これを記念して、2007年12月9日(日)13時より、「中国に人権を! ヒューマン・ライツ トゥ チャイナ!」をメインテーマに、集会およびウォーキングを行います。

このイベントの趣旨にご賛同いただける個人および団体の皆様に、参加者募集も兼ねて、ご案内申し上げます。

人権を迫害しながら「北京オリンピック」ですか?

今から6年前の2001年、中国・北京が2008年夏季オリンピック開催地に選ばれました。その当初から、「人権を著しく迫害する中国に、人類平和の祭典であるべきオリンピックの開催資格があるのか」と疑問視する声はありました。

しかし、開催国に選ばれることで中国の人権状況も改善されてゆくだろう、というような根拠に乏しい「淡い期待」もあったためか、中国の人権迫害を問題視して声を上げることが十分になされないまま今日に至ってしまったのです。

もはやその結果は明白です。「淡い期待」は完全に裏切られました。

中国の人権状況は、改善されるどころかますます悪化し、虐げられた人々は今日の命も危ういほどの危機にさらされています。

中国では、すべての問題が人権迫害につながっています。

ご存知のとおり、いま中国には安心して口にできる水も食物もありません。

中国の自然破壊・環境汚染のひどさは、もはや想像を絶しています。

洪水や旱魃が頻発して農地は荒廃し、排水たれ流しの河川は異臭を放ち、無規制に汲み上げる地下水も枯れ果てました。また、水や大気の汚染が原因と見られる奇病や難病が、いまや中国全土に広がっています。

確かに、一部の富裕層が出現して、中国は経済発展したかのように見えます。

しかし一方、最下層におかれた労働者や農民の生活水準は人間のものとは思われないほど低く、流民となって都会へ出てきた貧困層がスラム化して人権不在の生活を強いられています。民生部門が全く未発達な中国では、社会福祉という概念が根本的に欠けているため、それらの人々には、救済はおろか、暴力的な強制排除しかなされません。

貧困からくる売血が一因とされる中国国内のHIV感染者は数百万人と言われますが、その患者は放置されたまま何の治療も受けられることなく、ただ死を待つばかりです。

中国の炭鉱は、安全設備がきわめて貧弱なため、世界で最も死亡事故の多発する炭鉱と言われており、人命軽視の一つの象徴のようになっています。

誘拐や売買によって集められた貧困層の子供や知的障害者が、「奴隷工」として恐るべき強制労働をさせられている事実もあります。また、女子であれば「性的奴隷」として売買されることも多いのです。そのような明らかな犯罪行為に対しても、地方官僚や警察が裏側の利権でつながっているため摘発できない、または本気で摘発しない、というのが中国の恥ずべき実態です。中国では、すべての問題が人権迫害につながっているのです。

中国の人権迫害停止には「外からの声と行動」が必要です

これも周知のことですが、現在の中国は、国家や司法のさらに上に「党」が絶対権として存在する、という近代国家としては極めて畸形的な形態をとっているため、中国の現憲法でも認められているはずの基本的人権が、実際には皆無であるのが中国の現実です。

そのため、言論・思想・報道・信仰の自由といった基本的人権が国民のものとはなっておりません。では誰がそれらを掌握しているかというと、やはり「党」なのです。

中国国内の報道は監視され、恣意的に操作されていますので、人々はそれに洗脳されるか、不条理に気がついてもただ沈黙するしかありません。政治を平和的に変える唯一の手段である投票権もないので、人々には膨大なストレスが溜まり、過激な集団行動に走ることも最近多くなっています。それが反日デモならば対外的に利用しますが、中国当局への反抗と見たときは「暴動鎮圧」の名目でただちに潰すのです。

そのような中国の人権迫害を停止させるには、「外からの声と行動」が絶対に必要です。

これは人権を大切にする世界人類の連帯であって、内政干渉などでは決してありません。

そのような中国にも「勇気ある人々」がいます

90年代の初めから、中国国内で「法輪功」という気功を学ぶ人々が増えてきました。

健康増進にも良いというので愛好者はますます増加する一方、その頃までは中国政府も法輪功を正当に評価しており、法輪功の指導者を表彰するなどしていたのです。

ところが99年7月から、中国政府は突如として法輪功を禁止し、その学習者たちを「邪教の徒」として不当逮捕するなど大弾圧を開始したのです。

言うまでもないことですが、法輪功の人々はみな平穏で善良な信仰者であり、彼らが迫害を受ける理由は一切ありません。

原因をあげるとすれば、人気のある法輪功に対し、中国当局の側が身勝手な危機感を覚えて「言いがかり」をつけ、暴力で取り締まるという愚かな判断をしたことでしょう。

不当逮捕した法輪功学習者に対して、棄教させるため、あるいは他の学習者の名前を自白させるため、筆舌に尽くしがたい拷問・虐待が加えられました。

ナチス・ドイツの悪名高いアウシュビッツ収容所のような恐るべき「強制収容所」が、この21世紀の今も中国に存在することをご存知でしょうか。不当逮捕された法輪功の人々はそのような所に入れられています。今日も凄まじい虐待と洗脳を受け、生命の危険にさらされながら。

さらに、昨年明らかになった恐るべき事実があります。

中国国内で行なわれた臓器移植手術のうち、一般刑事犯等で死刑になった囚人の臓器を除いて、法輪功迫害が始まった99年からは、出所不明の臓器が約4万件と激増していたのです。これらのデータを詳細に分析した結果、罪もなく不当逮捕された法輪功学習者の臓器を、しかも生きたまま強制摘出して、臓器移植用に売っていた事実が客観的に証明されたのです。

このような生体からの臓器収奪は、中国全土において、大量かつ組織的におこなわれていました。まさに国家ぐるみの恐るべき「臓器狩り」です。

しかし、そのような絶望的な状況にあっても、中国国内にいる法輪功の人々は正義の力を信じて、自らの信仰を必死に守り抜こうとしています。

そして今、世界中の法輪功学習者とそれを支援する多くの人々が力を合わせて、中国の人権迫害を停止させるため行動を起こしています。

人権を大切にする皆様へ 連帯の呼びかけ

「人権なくして北京五輪なし」これが私たちのテーマです。

来年8月に予定されている北京五輪ですが、中国が人権迫害を停止しないままで、どうして人類に感動と幸福を与えられるスポーツの祭典ができるでしょうか。

私たちの第一義的な目的は、五輪そのものへの反対ではなく、中国の(正確に言えば中国共産党の)人権迫害を停止させることにあります。

しかし、もしも中国当局がこの訴えを真摯に受け止めて人権迫害を停止しようとしないならば、私たちは断固として北京五輪に「NO!」を突きつける覚悟です。

今年8月、ギリシャのアテネで、私たちの思いを世界中につなぐ灯火「人権聖火」が点火されました。

「人権聖火」は、すでにヨーロッパ各国を巡り、いまオーストラリアの各市を回っています。これまで「人権聖火」が到着した場所では、各国の首相・大臣クラスの要人や有名歌手・文化人などが駆けつけて応援のスピーチをおこない、この「人権聖火」の崇高な意義を讃えてくださっています。

私たちは、「中国の人権迫害を停止させることは、世界の人権迫害を停止させることにつながる」と考えています。

ミャンマーの軍事政権も、ダルフールの虐殺も、その背後には中国の現政権の黒い影がちらついているではありませんか。

私たちは今、人権を大切にされている皆様に呼びかけます。ともに力を合わせて連帯しましょう、と。

来年6月 「人権聖火」が日本に来ます

そして来年6月中旬、いよいよ「人権聖火」が日本に来ます。

私たちはその時までに、日本の皆様に広くこのことを伝え、ともに考え、ともに行動し、多くの方々に支援していただけるよう準備をして参ります。この度の12月9日のウォーキングも、その一貫として企画させていただいたものです。

そして、この度のウォーキングで一緒に歩いた皆様と、また来年の6月に再会し、世界中の人々の思いを集めた「人権聖火」の神々しい火を高く掲げて、日本の街をともに走れますことを心より願っております。

※「人権聖火」の情報につきましては、CIPFGのホームページ(www.cipfg-japan.com/)および「大紀元ネット」などでご覧いただけます。