勇気ある3300万人の中国人に支援の手を!=東京で脱党支援集会とパレード

2008/03/10
更新: 2008/03/10

【大紀元日本3月10日】春の訪れを思わせる晴天の下、中国共産党からの脱党を支援する集会とパレードが9日、東京・恵比寿で開かれ、3300万人以上の勇気ある中国人が脱党したことを日本社会に伝えた。

集会では、脱党支援センター日本の山田信子さんが「毒ギョーザ事件で日本人が怒り感じたのは、人命を尊重しない中国共産党政権の対応から起こったと言える。そうした考えはどこからくるのか。それは共産党の「党文化」から注ぎ込まれたものであり、党の高官の発言などにも見受けられるように、この党文化は中国人の思想と文化を変異させた。中国公安部の人にも、こうした「党文化」による変異から逃れることができない」と指摘し、「中国との関わりが深い日本人も、脱党した3300万の勇気ある中国人にぜひ支援の手を差し伸べて、中国共産党の終焉と新しい中国の到来を迎えよう」と訴えた。

脱党運動の支援を協力を求めた脱党支援センター日本の山田信子さん(大紀元)

法輪功迫害真相調査連盟アジア調査団副団長の安東幹氏は、先月台湾で開かれ、国際要人ら100人らが参加した国際フォーラム「中国人権と2008五輪」について述べ、「法輪功への迫害こそが人類が直面している最大の問題であり、早急に解決しなければいけない問題である」と訴えた。同フォーラムでは、「グローバル100万人署名」の活動を通して、世界各国政府とその議会、国際オリンピック委員会に法輪功への迫害停止を訴えていくことなどを決議した。また、「中国はオリンピックを開催する資格はなく、人権弾圧をすぐにやめなければ、全世界は北京五輪参加をやめ、その開催国を変更しなければならない」という結論に達し、中国国内においてもグローバル人権聖火リレーを行うことを宣言した。

安東氏は、米国やスウェーデンなどで北京五輪参加を見直す動きがあることを指摘し、「中国共産党は中国の名誉を傷つけ、法輪功をはじめとするあらゆる人権迫害を行っている…脱党を支援すれば中国共産党は必ず早期に崩壊する」と述べ、今年6月に日本に伝達される「グローバル人権聖火」への支援と協力を求めた。

今年6月の「グローバル人権聖火」の日本伝達への支援を訴えた安東幹氏(大紀元)

作家の王天増氏は、脱党運動を、神様が中国人民に授ける「ノアの箱舟」と例え、神様がすでに共産党は滅ぶと定めた今、中国人民がいち早くも立ち上がり、中国共産党に「ノー!」と言えるよう呼びかけた。

昨年10月から現在に掛け、中国社会のいくつ大きな動向を振り返り、銃と軍隊、武装警察、国家秘密警察などの強権を通して政権を維持する中国共産党に対し、中国人民は共産党の圧政による恐怖感を払拭し、共産党に立ち向かい声をだしていると紹介した。

王氏によると、昨年10月、中国共産党17回党大会の直後、安徽省政治協商委員の汪兆君氏が胡温宛に公開手紙を出し、これまでタブー視された話題を取り上げ、政治改革や法輪功への迫害停止などを求めた。その後、南京師範大学教授、民盟メンバーの郭泉氏が共産党のいわゆる「多党体制」の嘘を暴露し、「皇帝の新しい衣装」をはぎ取り、共産党一党独裁の本質を暴露した。また、昨年末から、黒竜江省、山西省、浙江省の農民たちが立ち上がり、共産党に土地の返還を要求した。

また、王氏は、今年2月、中国南方各省に災害をもたらした大雪を通して、共産党の腐敗の体制を暴露した。大雪により大規模の停電が起きた。その原因は、99%の電柱が偽装品であり、中に鉄骨が入れられていないことから強度が足らず折れたためであった。

このような現状は、すでに、共産党が滅びたとの天の印である。しかし、天が共産党はすでに滅びと宣言したと同時に、中国人民に「ノアの箱舟」をすでに用意している。この「ノアの箱舟」はつまり、法輪功学習者が先頭に立ってスタートした共産党離脱運動であるとした。中国ですでに声を出したこれらの民衆に、日本にいる我々が更に声を出し、行動を起し、中国大陸にいる家族と知り合いに、共産党に「ノー!」と言えるよう、勇気を持とうと呼びかけた。

脱党運動を「ノアの箱舟」に例え、天が中国共産党を滅することを宣言したと訴える王天増氏(大紀元)

集会後、パレードが行われ、脱党運動を支援する中国人や日本人など200人近くが参加し、「人権迫害の中国共産党は要らない!」「一党独裁の中国共産党は要らない!」「人権侵害を繰り返す中国共産党に、平和の祭典であるオリンピックの開催資格はない!」などのスローガンを連呼し、日本社会が中国共産党の人権侵害の実態を知り、糾弾することが中国共産党の崩壊を加速させていくことをなどを訴えた。

日本社会が中国共産党の実態を知り、糾弾して行くことが、その崩壊を加速させると訴えた(大紀元)

(記者・月川)
この記事で述べられている見解は著者の意見であり、必ずしも大紀元の見解を反映するものではありません。