【大紀元日本3月17日】14日ラサで起きたチベット人による中共当局に対する大規模の抗議活動を受け、隣接地区でも支援者らによる抗議活動が相次いでいる。15日に甘粛省にいるチベット人支援者の抗議事件のほか、16日に、四川省のチベット人居住区のガパ蔵族羌族自治州のガパ県でもチベット人による抗議事件が発生、当局の銃殺により少なくとも3人以上の抗議者が死亡したという。
目撃者によると、「僧侶たちとチベット人住民が午前10時ごろ、抗議活動を行った。県の政府ビルと警察局を狙い攻撃しようとした。彼らが警察のパートカーを焼打ちした後、警察が発砲した」という。
「フリーチベット」組織及び「チベット人権と民主センター」も、目撃者の証言を引用して四川省の抗議事件を伝えた。
フリーチベットの報告によると、数百人のチベット人が抗議に参加したが、4人が銃殺されたという。
ロイター16日の報道によると、ガパ県のある警察が、この抗議事件を認めた。約200のチベット人抗議者が火炎瓶を投げつけて現地のある警察署を燃やしたという。抗議者らが更に2台のパートカー、一台の消防車を放火した。
同警察によると、県政府が一時、抗議者に包囲されたという。その後、約百人の武装警察が県政府ビルに到着、政府ビルを防衛した。
インドを拠点とするチベット人権及び民主センターによると、抗議は、ガパ県内のアアムド・ヌガバ・キルティ(Amdo Ngaba Kirti)寺院の僧侶らが行ったという。「朝の勤行を終わった後、彼らが市場に集まり、スローガンを挙げ、チベットの自由とダライ・ラマをチベットに帰らせるよう要求した」という。この寺院は、2800人も僧侶がいるという。
また、前日、四川省ガパ蔵族羌族自治州若爾盖県のある寺院でも、僧侶10人が警察に逮捕されたという。
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