四川大地震:チベット族自治州被災者40万人、深刻な食糧・水不足

2008/05/26
更新: 2008/05/26

【大紀元日本5月26日】四川省アバ・チベット族自治州の白理成・副州長は5月23日、大地震の災害についての記者会見で、「全州13県の内、12の県が被害を受け、被災者は46万4千400人に達し、死者1万2千85人、8千347人が埋葬され、負傷者4万3千256人、行方不明者1万4千291人」であることを明らかにした。さらに、40万人以上が食糧・水不足に陥り、救援物資2・1トンを緊急に必要とし、緊急救援が急務だと呼びかけた。

同地域の被災地の多くは海抜が高く、家屋を失った被災者は寒気にさらされている。現在、被災者たちは衣・食・住にわたり極めて困難な状況にあり、被災者用テントは7千456張しかなく、救援物資などが不足しているのが現状だ。テントや寝具、インスタント食品、飲用水、衣服、懐中電灯などの日常生活用品が不足している。

白理成副州長によると、汶川地区は40万人以上が食糧不足に陥り、現在緊急に2・1トンの救援食糧が必要とされ、医薬品類も極めて不足している。また、滞在人員用の車両用ガソリンの供給支援も必要としている。

報道によると、四川大地震の死者は5月24日現在で6万560人、行方不明者2万6千221人、負傷者35万2千290人に達したという。

(翻訳/編集・余靜)