【大紀元日本7月25日】ペルーの首都リマから北、600キロに位置するマカビ島は、かつてペルー経済を中南米で最も豊かにさせた天然資源「グアノ」が大量に採取された島だ。グアノは海鳥の糞などから出来た肥料で、インカ文明時の言葉で「海鳥の落し物」という意味。
チリ硝石になるグアノは19世紀に近代科学工業発展に必要な資源として大量に採取され、現在この資源は枯渇状態にある。しかしマカビ島では、この10年間で再びグアノが空雑巾を絞るように採掘されている。
海鳥の個体数はこの2年間で400万増加したが、最盛期の19世紀の6000万羽には及ばない。ペルーのグアノは1トン当たり250米ドルでフランスに、イスラエルとアメリカには500米ドルで取引されている。天然資源の需要は世界的に増加傾向にある事が要因とされている。
(西村)
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