[シドニー 2日 ロイター] – 南太平洋の島しょ国、ソロモン諸島が昨年決定した台湾との断交および中国との国交樹立に反発している同国マライタ州は、独立の是非を問う住民投票を実施すると発表した。
ただ、ガダルカナル島にある首都ホニアラの中央政府が住民投票の結果を尊重する可能性は低い。米国とつながりが深いマライタ州には全国の人口の約4分の1が居住している。
同州のスイダニ州長は1日夜に配布した声明で、中央政府は同州が外交関係の変更を認定していないことを承知で、中国を受け入れるよう圧力をかけ続けてきたと指摘。
「指導部が独裁的になりつつある国の一部であり続けることをマライタの人々が望んでいるかを確かめる時がきた」とした。
ソロモン諸島のソガバレ首相はこれまでのところ取材に回答していない。
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