【大紀元日本5月16日】福建省厦門市で今月11日、自宅で座った昇降イスが突然爆発したことで、24歳の女性が重体となる事件が発生した。
中国紙「東南快報」によると、5時間の大手術を受けた女性はいま命に別状はない。体内から鉄の輪やネジ、プラスチックなど20数枚の破片が取り出された。
爆発の衝撃で被害女性の体内に入った各種の破片(ネット写真)
救急治療にあたった医師によると、これらの破片は爆発の衝撃で肛門から女性の体内に入った。破片をまだ完全に取り出せていない可能性があり、完治には3~6ヶ月必要。
一方、爆発した昇降イスには、製造者や、その電話番号、品番などの情報が一切表示されていない。メーカーを特定するのが困難だという。
被害者家族によると、爆発の際の激しい衝撃音は、2百メートル離れた住民までが聞こえたという。
広東省の業界関係者からの匿名情報によると、中国市場で流通している昇降イスは主に油圧式、機械圧式、気圧式の3種類で、一番値段が安いのは気圧式。一部の悪徳業者は製造コストを抑えるため、高圧の空気を充填する。その種の回転イスは、爆発する危険性が高いという。
中国国内のインターネットで検索した結果、2007年から同様な爆発事故は計4件報告されている。うち、2009年1月14日、山東省の膠州市での事故では、当時14歳の少年が死亡した。
(翻訳編集・叶子)