裁判所内銃撃事件、裁判長など3人殺害=中国湖南

2010/06/02
更新: 2010/06/02

【大紀元日本6月2日】湖南省で、審議中の裁判所銃撃事件が発生した。裁判長を含む3人の司法関係者が殺害され、容疑者もその場で自殺した。

新華社や湖南省地元紙の報道によると、同日午前10時前、永州市零陵区の裁判所で審判を行っていた際、黒い旅行用バッグを持った男が水口山法廷裁判長の趙戸林氏の執務室に乱入、猟銃を発射した。拳銃の銃弾をすべて発射した後、旅行用バッグから自動小銃を取り出して、駆け込んできた裁判所の関係者に乱射した。裁判長の趙戸林氏、副裁判長の蒋啓東氏、書記官の黄蘭氏の3人が打たれて死亡した。芝山法廷裁判長の譚斌氏は負傷、司法警察官の伍小輝氏は銃弾が腹部を貫通し重傷。容疑者も現場で自殺した。

報道によると、46歳の殺人容疑者・朱軍は、零陵区郵政支局の従業員兼保安隊長。1日の朝7時30分頃、朱軍は銃器を検査に持っていくという理由で、保安隊副隊長から小型の自動小銃一丁と拳銃2丁を受け取った。

犯行の原因について、3年前に妻との離婚で裁判にかけたが、裁判の結果が不公平だと思い、復讐の意図を持っていたという。最近同容疑者は、ガンにかかったと知った後、復讐の行動に走ったと報道されている。

(翻訳編集・東山)