【大紀元日本9月7日】米ジョージア州ダブリン市では、ズボンやパンツを腰より数センチ下げてはくファッション「腰パン」を公衆の場で不適切な行為とみなして禁止し、違反者に200ドル以下の罰金を下す条例が制定される見通しとなった。米CNNが伝えた。
フィル・ベスト市長は「ズボンやスカートを腰より3インチ(約7.6センチ)以上下ろして下着を露出する」行為を禁止する案を盛り込んだ新条例に、今週にも署名する方針。
アメリカでは多くの学校がある地区で「腰パン」が禁止されており
サギングスタイルの男性。ニューヨーク市のワシントン・パークにて(Tim Schapker/Creative Commons)
、他にもルイジアナ州デルキャンブレやフロリダ州リビエラ・ビーチなどでも同様の条例がある。
「腰パン」することを英語圏ではサギング(sagging=垂れ下がる)といい、由来は、大きめの服装にベルトを着用しない囚人のスタイルといわれている。ヒップホップ・ミュージシャンがこれをファッションに取り入れたことで若者を中心に広がり、現在まで定着している。
日本では90年代後半頃から男子中高生の制服の着こなしに「腰パン」が流行したが、今では主流とみなされていない。ガジェット通信によるインターネットアンケートによると、女性の嫌う男性のファッションの2位に「腰パン」がランクインした。女性からは見た目の不衛生さや品のない点が指摘されている。1位は「金のネックレス」で、3位は「サンダルに靴下」となっている。
(佐渡)