【大紀元日本9月27日】21日、中国とロシアの石油会社が、石油精製所の合資建設プロジェクトに合意した。
同プロジェクトは、両国の大手にあたる、中国石油天然ガス株式有限公司とロシア石油国際有限会社(Rosneft Oil)の合資会社である中露東方石化(天津)有限公司が請け負うこととなる。
加工用の原油はロシアと中東から購入する予定である。
国営新華社は、王岐山副総理とロシアのセチン副首相が21日の第6回中露エネルギー交渉の後、共に同プロジェクトの定礎式に出席し、演説したと伝えている。今回の投資額は50億ドル以上とみられており、中国石油側が51%、ロシア側が49%の株式を保有する。
ロシア石油によると同精製所は2015年に完成予定で、軽質製品の生産高が総生産量の80%を占めるという。
石油製品としては、発動機燃料、液化ガス、芳香族炭化水素、ポリプロピレンなどが含まれる。
ここ数年、モスクワと北京によるエネルギー協力が強化されてきている。ロシアは、欧州での従来の取引先を基盤に、取引先を多様化させようとしており、また、中国の経済成長に伴って、エネルギー供給を確保したいという意図も窺える。
9月26日から三日間の予定で、ロシアのメドベージェフ大統領は、中国を公式訪問している。
(翻訳編集・坂本)
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