【大紀元日本1月6日】ザンビアの裁判所は4日、同国の炭鉱労働者に銃を発射した2人の中国人管理者に逮捕状を出した。2人が予定された法廷審理に出廷しなかったためである。
AP通信によると、駐ザンビア中国大使館の2人の外交官が被告らの保証人になっているため、ムポライラ裁判長はこの2人の外交官にも逮捕状を出した。
昨年10月、ザンビア南部にある中国資本の炭鉱で労使紛争が発生した。関連報道によれば、中国人管理者2人は抗議する現地の炭鉱労働者に銃を発射し、12人が負傷した。
事件後、ザンビア警察当局に逮捕された2人は、1万ドル余りの保釈金で保釈され、中国大使館の2人の外交官はその際の保証人だった。
その後、同炭鉱は管理層の更迭を表明、被害者への損害補償を約束した。
また、中国大使館は声明文を発表し、同事件は個別な事件であり、政治的な要素はないとし、「両国の悠久な友好関係と互いの利益を重視する協力体制」に影響はない、と強調した。
ザンビアの政府統計によると、同国における中国の投資総額は30億ドルに達し、現地の炭鉱労働者1万人以上が雇われている。
(翻訳編集・叶子)
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