【大紀元日本2月9日】毎年このシーズン、旧正月の連休明けに多くのカップルが結婚生活にピリオドを打っている。中国民政部の最新の統計によると、2010年は前年よりも14.5%多い196.1万組のカップルが離婚しており、1日平均にすると5300組を超えるカップルが離婚の手続きをしている。国内メディア・銭江晩報が伝えた。
四川省の離婚件数が最も多く、計16万9294組のカップルが離婚している。江蘇省と山東省が続き、それぞれ12万947組と11万6386組が離婚。一方、もっとも離婚件数が少なかったのはチベットの459組。
四川省で離婚が多い理由について、同省社会科学院の研究者は、もともと人口が多いことに加え、省外に出稼ぎに行く人が多いためだと分析している。四川省は中国でも「移民文化」がもっとも深く根付いた土地柄であり、毎年1000万以上の若者が出稼ぎに出ている。夫婦や家族が離れて暮らすことにより、夫婦間の隙間が広がり離婚に繋がっているという。
ここ5年間の全国の状況を見ると、離婚件数の増加率は平均7.65%で毎年増える一方だ。婚姻手続きが簡略化している事も離婚率の上昇に拍車をかけていると専門家は分析している。
(翻訳編集・坂本)
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