北京でエスカレーター逆行 13歳少年が死亡 30人負傷

2011/07/06
更新: 2011/07/06

【大紀元日本7月6日】北京市内を走る地下鉄4号線、動物園駅構内で5日午前9時半(日本時間同10時半)すぎ、地上に出る上りエスカレーターが突然、逆行して下り方向に動き出す事故が発生。エスカレーターに乗っていた人たちが相次ぎ倒れ、うち13歳の少年1人が死亡、30人が負傷した。国内メディア各社が伝えた。

事故が発生したときは通勤ラッシュの時間帯で、エスカレーターに多くの利用者が乗っていたという。「ガーという音をしてから、エスカレーターが逆行し始めた。人々は次々と折り重なるように倒れた。恐ろしい風景だった」と目撃者は話した。

死亡した13歳の少年が事故当時、エスカレーターのいちばん下の部分にいた。少年はこの日、父親とともに動物園に遊びに行こうとしていたところだった。

北京では地下鉄建設が急ピッチで進み、昨年だけで5つの路線が新たに開通した。今回の事故を受け、専門家は「北京の地下鉄の利用者はすでに設計時の想定を超えている」と指摘し、この種の事故の再発防止には「安全基準をより厳格にすべきだ」と述べた。

(翻訳編集・張凛音)
関連特集: