【大紀元日本7月8日】中国重慶市の一部の地区では6月末から10日間以上、昼間は断水が続き、深夜2~6時の時間帯のみ、蛇口から水がわずか出るだけだ。最近、重慶の最高気温は40度と猛暑が続いており、断水に加えて水不足が民衆の日常生活に不便をもたらしている。
5日、暑さとこの断水に耐えられなくなった数千人が、重慶市内で抗議活動を行った。彼らは市内の幹線道路を塞ぎ、政府の解決策を求めた。
重慶の給水会社によると、今年7~9月の用水使用量ピーク時には、三北地区(江北、渝北、北部新区)で給水が4万トン足りなくなるという。
「他の地区より住みやすいとされる重慶で、なぜ住民の基本的生活にこんな問題が出てくるのか」と住民らは困惑し、「こんなにも暑いのに、工業用水は止めず、生活用水を止めるのは無茶だ」と訴える。
「紅歌(中共を賛美する歌)を歌うため、何億元も費やすが、庶民の用水問題さえ解決できないなんて、『調和社会』ではない。がっかりだ」と、住民からの批判の声が止まらない。
(翻訳編集・王知理)