【大紀元日本7月9日】中国検索エンジンの覇者・Baidu(バイドゥ、百度)は、2008年日本市場へ進出して以来、7億元(約87億円)の経営赤字が計上されたことが、最近公表された財務報告により明らかになった。日本での市場占有率は2%で、主要検索エンジンのなかで最下位であった。
日本における検索エンジン市場のうち、56.2%はヤフーが占めており、グーグルが31.3%で2位。半分の利益を海外市場で作り出すグーグルとは対照的に、SEC(アメリカ証券取引委員会)の資料によると、Baiduは中国でしか儲けられていないという。
アメリカと中国に次ぎ、日本は世界3番目の検索エンジン市場をもっているため、Baiduは日本市場に進出した当初、李彦宏CEOが「Baiduの優れた漢字検索エンジンとユーザーへの高品質なサービスは、日本ユーザーに現行の検索エンジンと完全に異なるエンジンを提供することができる」と自信を示したが、現実はなかなか難しいようだ。Baiduの赤字は過去3年間年々増えており、2010年単年度の赤字は2.6億元(約32億円)に達している。
(編集・張凛音)
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