[ソウル 9日 ロイター] – 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は、米国を「最大の敵」と位置付け、新大統領が就任しても北朝鮮に対する敵対政策は変わらないという考えを示した。国営の朝鮮中央通信(KCNA)が9日伝えた。
開催中の朝鮮労働党大会で、こうした敵対政策を撤回することが米朝関係の鍵になると強調した。
金委員長は「われわれの対外政治活動は、最大の敵であり革新的発展の主たる障害である米国を鎮圧することに焦点を当て、転換すべきだ」と述べた。
また、「米国で誰が政権に就いても、米国の本性と基本的な対朝政策は決して変わらない」とし、「反帝国主義の独立勢力」との関係を拡大すると訴えた。
さらに、軍事装備の研究開発と核兵器増強をさらに推進する考えも示した。
米国務省のコメントは得られていない。バイデン次期大統領のスポークスマンはコメントを控えた。
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