高校生バスケ練習試合で乱闘 両親が介入して刺殺事件に=吉林省

2011/10/14
更新: 2011/10/14

【大紀元日本10月14日】吉林省長春市内で8日、市内の高校に通う生徒らがバスケットボールの練習試合中、身体の接触が発端となり激しい乱闘となった。最後には生徒の両親が雇ったと見られる、凶器を持ったならず者40数人が介入し、高校生1人が刺殺されるという惨事となった。

「吉林網」によると、刺殺された高校3年生・呉天昊(18)君は8日の午後2時頃、友達と家の近くの体育館でバスケットボールの練習をしていたが、他校の高校3年生・郝志鵬(18)などを加えて、練習試合を始めた。両チームは激しい身体の接触があったため、小競り合いになり、やがて乱闘となった。

その後、郝志鵬は携帯で両親を呼び、助けを要請した。体育館に到着した郝の両親が呉君らと話を交わしていると、やがて郝の両親が雇ったと見られる、ナイフなど凶器を持った男たち40数人が体育館に到着、脅威を感じた呉君らは逃走した。

しかし、逃げ遅れた呉君を男らが囲み、凶器で何度も刺した。頭部を10数カ所刺され、両腕、掌を深く切られた呉君は病院に運ばれたが、その時点ですでに意識はなく、翌朝6時に亡くなった。

現在、郝志鵬を含む容疑者17人が警察に拘束されている。公安局によると、事件の詳細はまだ調査中であるという。

 (翻訳編集・王知理)