【大紀元日本10月28日】第三者教育評価機関マイコス(MyCOS Institute本部北京)がこのほど発表した調査報告によると、中国では、毎年、在籍大学生の約3%にあたる50万人の学生中途退退学していることが判明した。
同機関が2011年の新入生を対象に調査した結果、学校教育に「満足」していると答えた学生は僅か40%。退学する学生は2002年の0.1%から年々上昇している。
退学の理由について、学費の高騰、卒業後の就職難、大学のカリキュラムに魅力がないなどが挙げられている。
退学現象は中国特有の現象ではないが、他国に比べると問題は深刻、と中国政府系のメディアは指摘する。
年々増え続ける退学者数に対し、教育部と大学側は有効な改善策を打ち出していない。このまま続くと、一部の大学は破産の危険にさらされると教育専門家は警告している。
中国教育部はこれについて「毎年の退学者数は16万人である」と同機関の調査結果を否定した。
(翻訳編集・陳櫻華)
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