【大紀元日本4月10日】中国政府は、5月に東京で世界ウィグル会議代表大会が開催されることについて開催の阻止を日本政府に求めている。理由は「主催者が中国の主権侵害を企んでいるため」だという。
ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、世界ウイグル会議は東京で5月14日~17日まで、代表大会の開催を予定しており、開会式は憲政記念館で行うという。世界ウイグル会議の公式サイトの公表によれば、約100人の代表と日本の政界関係者が出席する予定。
中国外交部の劉為民・報道官は9日の定例記者会見で、世界ウイグル会議は中国の主権と領土の保全を侵害する活動を行っているとし、日本で中国を分裂させる活動を行うことに日本政府に措置を講じるよう求めたこと明らかにした。
世界ウイグル会議はドイツのミュンヘンに拠点を置く、世界各国のウイグル人組織を統括する機関。中国におけるウイグル人の人権擁護を訴える活動を行っており、2004年に結成された。
日本政府は現段階において中国政府に対して、民間の活動であるため干渉しない、と対応している。
(翻訳編集・叶子)
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