【大紀元日本3月14日】中国の金持ちが大金を費やしてカナダや南アフリカで野生大動物の狩りを楽しむ。その一部の実態が報道で明らかになった。
中国の狩猟コンサルティング会社「我愛狩猟倶楽部」((www.52safari.com)は、カナダ10日間の狩猟ツアーを販売している。ツアー価格は49万8800元(約650万円)。このツアーの「売り」は、自分が捕らえたオスの熊一頭の標本を、中国国内に持ち帰られることだという。
フランス紙「20分間」は8日、「カナダで黒熊を狩猟する」との報道でこのことを取り上げた。「我愛狩猟倶楽部」の創業者・芦彬氏の説明によると、同ツアーの参加者は主に狩猟愛好者と、金持ちだが狩猟の経験のない人だという。多くは企業経営者で、不動産や炭鉱、高級レストラン経営者、獣医もいる。世界大手企業の高級管理職、政府機関の高官も少なくないという。
英紙「デイリー・メール」がこのツアーを報道した後、「我愛狩猟倶楽部」の責任者は、ウェブでの同ツアーの宣伝を中止すると説明した。しかし14日朝の時点においても、いまだ同ツアーの宣伝・販売は依然としてサイト上で行われている。
(翻訳編集・叶子)
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