【大紀元日本10月23日】来月開催の共産党大会(18大)を控え、次期指導部の人事が注目の的になっている。大紀元(中国語版)が入手した情報によると、現指導部は情勢を計るため、すでに内部で2回の模擬選挙を行った。その結果は次期トップと確実視される習近平氏に非常に有利だという。
第一回目の模擬選挙は5月頃に行われたという。全国省クラスの行政トップと大手国営企業のトップ約350人が北京に召集され、同選挙に参加した。胡錦濤主席の側近で、9月1日に党中央統一戦線部長に就任したばかりの令計劃氏の得票数が第三位という予想外な「良い結果」も出ているという。一方、江沢民陣営メンバーの得票数は皆芳しくなかったと伝えられている。
同情報筋によると、第二回目の模擬選挙は7月に行われた。現指導部メンバー全員、省クラスの元トップ、軍部各機関のトップなど428人が参加したという。この投票で、習氏はトップで362票を得て、国家主席と軍の副主席に選ばれた。胡・温政権が後押しているもう一人の李克強・副総理の得票数も高かった。「胡・習両氏は非常に喜んでいた」という。
(翻訳編集・叶子)
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