【大紀元日本4月26日】故・金正日総書記の孫で金正恩氏の甥と推定される男性が、留学先の東欧ボスニア・ヘルツェゴビナで行方不明になっている。地元紙が19日に報じた。
行方が分からなくなっているのはキム・ハンソル氏(18)で、同級生らによると、数日間学校を欠席しているという。地方紙も、最近はキム氏の姿が見えないと報じた。
ハンソル氏は故・金正日総書記の長男・金正男(キム・ジョンナム)氏の息子と推定される人物で、北朝鮮の現リーダー金正恩氏の甥にあたる。中国国営メディアなどによると、キム氏は6年間マカオで勉強したのち、2011年からボスニアの南部都市モスタルに位置する国際学校ユナイテッドワールドカレッジ(UWC)に留学していた。
姿の見えないハンソル氏について、地元の日刊紙の取材に答えたUWCの校長は「キムは北朝鮮には行かない。 モスタルに住み、友人もいる。素晴らしい生徒だ」と答えた。
地元紙の記者は、姿が見えないキム氏を捜索したが行方を掴むことができなかった。一時的にキム氏はモスタルを離れたのではないかと報じている。
(翻訳編集・佐渡 道世)