【大紀元日本6月15日】最新の調査によると、中国では、がん患者は毎年312万人増加し、200万人が死亡していることが明らかになった。10秒間に1人ががんと診断されていることになる。また、発病率と死亡率も上昇しているという。
北京大学腫瘍医院、北京市腫瘍予防研究所が発表した「1995年―2010年北京悪性腫瘍発病報告」によると、2007年から2010年まで北京市民の死亡原因は「がん」が最も多く、2010年では、死亡者4人のうち1人ががん患者であるという。特に、肺がん、乳がん、大腸がんなどの発がん率が著しく増加している。
昨年度の中国全土の市民を対象とした死亡原因の調査では、過去30年間で肺がんの死亡率は465%上昇していることがわかっている。
中国医学科学院腫瘍医院流行病研究所とWTO国際がん研究所による、中国人の発がん原因の調査によると、その要因は喫煙や飲酒、粗悪な食事習慣、生活習慣に加え、環境汚染にあると指摘している。
(翻訳編集・佐渡 道世)
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。