米裁判所、海賊版ソフト販売の中国人男性に実刑判決

2013/06/17
更新: 2013/06/17

廃棄される違法なコピー商品(Getty Images)

【大紀元日本6月17日】「海賊版ソフト王」の異名を持ち、総額1億ドルの違法ソフトを販売したとして、米国の裁判所は中国人男性に懲役12年の実刑判決を言い渡した。刑期満了後、中国に送還される見通し。北京紙・新京報が海外メディアの話として報じた。

それによると、男性は四川省成都出身の劉翔(36歳)。2008年4月~11年6月までウェブサイトや電子メールを通じて米国など61カ国と地区の300人以上の顧客に500本を超える海賊版ソフトを販売した。中には米宇宙局(NASA)の元従業員や学者とも取引をしていたという。

2011年、米国土安全保障省はダミーの商談で李翔をサイパンに呼び寄せ、取引現場で現行犯として逮捕した。李翔は容疑を認めているという。

裁判所の資料によると、李翔は正規品の5%以下の価格で海賊版ソフトを販売していた。マイクロソフト、オラクル、SAP、シーメンスなど約200社のソフトウェア製品が被害に遭っていた。

(翻訳編集・高遠)