【大紀元日本8月6日】雲南省魯甸県竜頭山鎮は3日、マグニチュード6.5の強い地震に見舞われた。6日10時30分(現地時間)までに589人の死亡が確認された。
震源地である龍頭山鎮は、ほぼすべての建物が倒壊するなど壊滅状態にある。しかし、なかには倒壊しなかった建物もあった。同鎮の市街地にある築約65年の木造住宅は地震の揺れに耐え、1階で寝ていた子供2人は無事だった。
中国メディアの報道によると、1949年に建てられたこの3階建ての住宅は構造に耐震性を持つ。今回の地震で外部は少し損傷したが、内部の損傷はほとんどなかったという。この住宅の周辺では、ほとんどの建物が地震で倒壊し、屋根瓦や壁のがれきが一面を埋め尽くしている。
また、同県にある234年の歴史をもつモスク(イスラム教の礼拝堂)は無傷だった。隣の民家は壁にひび割れが入ったり、一部破損したりしていた。
中国では近年、完成後間もない建築物が崩壊するなど手抜き工事が横行している。ネット利用者は地震に耐え抜いた「古くて頑丈」な建物に注目し、多数の死者を出したこの地震を「人災」と批判するコメントを寄せている。
「1949年10月1日(共産党政権の樹立日)以前に建てられたものか」
「この記事を書いた記者、気をつけろ!職を失っちゃうぞ」
「手抜き(おから)工事と見事なコントラスト」
「おから工事だからちっちゃな地震だって倒れちゃう。被害がここまで拡大するはずがないのに、救援部隊の功績を称えるなんて情けない」
「このくらいの地震でこれだけの人が死んだ。明らかに人災だ」
(翻訳編集・王君宜)
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。