【大紀元日本10月24日】近年、世界各地でしばしば咲く「優曇華」(うどんげ)と呼ばれる小さな白い花が韓国メディアをはじめ、世界のメディアの注目を集めている。この「伝説の花」は仏教経典に関連するため、中国国営報道機関はめったに報道しない。韓国で20日に再び優曇華の花を見つかり、中国新聞網や新華社などの中国国営報道機関が相次いで関連ニュースを転載した。
報道によると、韓国中源大学のキャンパス内にある石像に優曇華の花が100本以上咲いているのが見つかったという。優曇華の花は3000年に1度しか咲かないと言われるため、ちょうど開校5周年を迎える同大では「なにかおめでたいことがあるのでは」との吉祥のしるしとされている。
仏教の経典『法華文句』には「優曇華は、霊瑞の意を示し、三千年に一度現れる。その花が現れたときには、金輪王(轉輪聖王)がこの世に現れる」と記載されている。
2005年、優曇華が韓国慶州市の正覚寺で咲き初め、その後、中国国内や、台湾、香港、マレーシア、シンガポール、豪州、米国ニューヨークなど各地で開花が確認された。
仏教伝説に関する内容だが、中国国営メディアにも報じられた。しかも、中国共産党の重要会議である第四回全体会議(四中全会)が開かれていた政治的敏感な時期でもあり、極めて異例な報道と見なされている。
(翻訳編集・王君宜)