中国戦闘機が墜落 住民ら7人負傷 日韓台対抗で大量生産

2014/11/18
更新: 2014/11/18

【大紀元日本11月18日】中国軍機とみられる戦闘機1機が15日午後、四川省ヒ県に墜落し、少なくとも住民ら7人が負傷、うち3人がやけどなどで重傷を負った。中国のネット情報などによると、墜落したのはJ-10B(殲撃10B型)という中国の新型戦闘機で、事故により当局は同型機の飛行一時中止命令を出したという。

事故の目撃者によると、機墜落の前に落下傘で脱出したパイロットは、地元農民からの水などの提供を拒否し、終始一言も発しなかったという。その後、駆けつけてきた多くの警察官がパイロットを保護し連れ去った。

墜落場所はある不動産会社の販売部門の付近であった。軍事専門家は、事故現場の残骸から墜落機はJ-10Bであることが確認できると分析した。墜落機の残骸から見つかったロシア製エンジンAL31FNは比較的無傷で、黄色の機体は試験機であることを示している。事故原因について、低空飛行を行った際、エンジンの故障により墜落したとみられる。

中国のネットに流れた情報によると、中国軍部はすでにすべてのJ-10B型戦闘機の飛行中止令を出した。今のところ、事故原因や詳しい経緯などについて、当局から正式な発表は出ていない。

ロシア軍のニュースサイトは今年10月9日、中国当局は日本、韓国と台湾の空軍に対抗するため、J-10B型戦闘機1200機を量産することになると報じた。それによると、2004年1月、中国空軍に最初の生産ロットで、J-10B戦闘機15機を納入した。2014年8月の時点で、すでに400機が配備中だという。

戦闘機の墜落現場 (ネット写真)

パイロットは落下傘で無事に脱出した (ネット写真)

(翻訳編集・王君宜)