【大紀元日本2月2日】中国初の空母が2012年に就役後、2隻目の建造に注目が集まっている。江蘇省常州市政府は1月31日、微博(ウェイボー)の公式アカウントで2隻目の空母建設を同市企業が落札したと発表したが、翌日に投稿を削除した。
常州当局は「微博」で同市の電線・ケーブル製造企業「上上電纜集団」が建造工事を落札と発表した。地方紙「常州晩報」も常州製造業の今年の展望に関する記事で、同集団が二隻目の空母の契約を受注したと報じ、各大手ポータルサイトは「中国当局が2隻目の建造を初めて正式に認めた」というタイトルで記事を転載した。
しかし、翌日に同市の微博から空母に関する投稿が削除された。常州晩報電子版や転載された多くのニュースサイトも記事を取り下げた。
中国軍事専門家の李傑氏は環球時報の取材に対して、「中国軍の発表だけが正式発表だ」とし、常州市当局の投稿は「空母建造の動きを読み取る材料の一つだ」と述べた。
上上電纜集団はケーブル製造の大手企業で、1隻目の空母・遼寧号の建造に関わっていた。
(翻訳編集・王君宜)