【大紀元日本2月26日】中国国内の自動車販売台数は年々伸びているが、国内メーカーは低迷し、収益は激減している。2月23日付米紙ウォールストリート・ジャーナルが報じた。
自動車大手第一汽車集団グループの天津夏利は1月、業績悪化で2014年同社の純利益は17.5億元(約332億5000万円)の赤字になるとの見通しを発表した。これは2年連続の赤字で、来年も赤字になれば上場廃止になる恐れがある。長城汽車股份有限公司の昨年の純利益は前年比2%減少、吉利汽車控股有限公司も昨年の純利益は50%減少したとそれぞれ発表した。
中国政府当局の統計によると、昨年中国自動車市場に占める本土系メーカーの割合は38%で、2010年は46%だった。現在、乗用車を購入する消費者の4分の3が独フォルクスワーゲンなど外国系メーカーを選ぶという。より安全で、デザイン性が優れていることが人気の理由だ。
米市場調査会社J.D.パワー・アンド・アソシエイツが昨年行った調査によると、中国本土系メーカーが生産した自動車は100台ごとに131件の部品欠陥が見つかった。それに対して外国系メーカーは100台ごとに95件だった。
(翻訳編集・張哲)
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