【大紀元日本7月21日】大量虐殺などの罪で江沢民・元中国国家主席を刑事告訴する国内外の法輪功学習者や家族は8万人を超えた。この動きを受けて、中国最高検察院は一部の司法・警察当局に対し、告訴を受理するか否かの調査を指示しているという。
法輪功情報サイト「明慧ネット」が国内の告訴人からの情報として伝えたところによると、10日から、遼寧省や吉林省、山東省、黒竜江省、河北省などの省の一部地区で、司法と警察当局は告訴人たちに対し、江氏を刑事告訴する理由や、訴状の記載は事実であるかなどを確認している。
また、司法当局者が告訴人に説明した内容によると、一連の事実確認は、告訴を受理するかどうかを検討するためだという。一部の告訴人へは警察が出向き、訴状に関する聞き取り調査を行ったと伝えられている。
司法・警察の対応は穏便であると、告訴人は明慧ネットに明かしている。
明慧ネットは、違法指定された法輪功学習者の安全のため、セキュリティの高い独自ルートを使って国内外から集められた迫害状況などを報道している。
明慧ネットによると、1999年7月弾圧されるまでに中国国内で1億人の愛好者がいたとされる中国伝統気功の法輪功は、数十万人の愛好者が強制収容され、名前が判明しただけで4千人以上が拷問で死亡したという。
中国で5月1日から「しかるべき告訴を必ず受理、立件する」という司法改革制度が実施されたことから、法輪功弾圧を命じた江元主席に対する刑事告訴・告発状が、学習者らから大量に最高検察院に送られた。集計する明慧ネットによると、参加人数は日増しに増加し、7月10日~16日の1週間だけで2万2千人が1万8千通の訴状を送り、開始からの合計は8万人、6万6千通を超えた。
(記者・葉楓、翻訳編集・叶子)