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中国大気汚染 毎日4000人が死亡=米大学調査

2016/01/12
更新: 2016/01/12

 中国では大気汚染で毎日4000人が死亡し、6人に1人の早期死亡を招いていることが、13日に発表された独立研究機関バークリー・アースの研究報告書で明らかになった。

 同書では、中国では微小粒子状物質(PM2.5)などで汚染された空気の吸引が引き起こす心臓や肺、脳の疾患で、毎年160万人が死亡していると推計した。

 執筆共同代表ロバート・ローデ氏によると、米国環境保護局が「不健康」とする大気レベルの土地に、中国の住民の38%が長期的に生活しているという。また、汚染が最も深刻なのは北京の南西部だと加えた。

 中国の大気汚染は、石炭暖房に起因するため冬季に悪化するとローデ氏は指摘する。2022年、北京は冬季オリンピック開催地に選ばれたが、IOCや参加国の選手ら関係者が大気汚染の悪影響を懸念している。

(翻訳編集・佐渡 道世)