光陰矢の如し。瞬く間に、未年が幕を閉じ、申年になりました。
昨年の世相を表す漢字は「安」でしたが、これは日本に限らず、全世界を反映することもできなくはないようです。
地球規模の天災や人災が相次ぎ発生した他、ISのテロ活動がエスカレートし、全人類の安全が脅かされました。一方、国際の正義の力が一致団結して、反人類の勢力に反転攻勢に出るようになりました。不安を追い払い、安心を取り戻すための結束と奮励。これは昨年の評価すべき象徴的なポイントでした。
昨年の中国もこの「安」で概括することもできます。年初の上海の将棋倒し事件から年末の深圳の土砂崩壊事件まで、天災や人災が立て続けに起きました。
腐敗撲滅キャンペーンや軍改革の実施により、中国社会は著しくかつ多元的に変わってきました。波乱万丈の中、江沢民勢力は常に不安に駆られる一方で、中国国民はいささか安堵を覚え、かつより安心して暮らせる社会の構築を訴えるようにもなりました。
禍は不徳より生ず。中国のあらゆる禍害をもたらした江沢民の罪悪を追求し、法律に則って彼を審判する国民の声がより一層高まってきました。残酷な迫害を受けた法輪功学習者たちも、中国最高裁判所と中国最高検査院に江沢民を告訴し、告訴状を送達した人数はすでに20万人を超えました。
20万人超の国民が存命中の元国家元首を告訴したことは、人類史上未曽有の大事件として注目されています。彼らの行動は実質上、自我の権利だけでなく、中国及び人類の道義を守ることでもあり、より高い次元で邪悪な勢力を掃滅しているのです。人類の安を守護する彼らの壮挙は必ず歴史に刻まれます。
古人曰く、「盛衰は朝暮に等しく、世道は浮萍の若し」今年の世界を展望すれば、複雑な国際情勢が錯綜し、さまざまなリスクが潜んでいる現状から見れば、楽観は許されません。
とはいえ、2016年は、テロ組織をはじめ反人類の邪悪な勢力が次第に衰微する一方、正義の勢いが日ましに増していくでしょう。
中国も今年、意外のことが昨年よりも多発し、急激な変化も否めないでしょう。中国は将来必ず民主主義国家に変身するのですが、江沢民が逮捕されることが社会変革の転換点となるでしょう。
『左伝』は、「民の欲する所は天必ず之れに従う」と言いますが、2016年にとうに射程内に入った江沢民の逮捕が行われるかは、注目に値すべきです。
過去の一年、大紀元日本は、皆様のご愛読ご支援により、世界ニュースとりわけ中国に関する多大な情報をタイムリーかつ的確に伝えるとともに事件の真相およびそれの原因究明に努力を傾注してきました。独自の報道姿勢などにより、大紀元日本は次第に嘱目され、評価されています。
新春を迎えるにあたって、大紀元日本は皆様に心より御礼を申し上げると共に、弊社の使命と価値観を貫き、より質の高い情報を提供し、皆様のご期待ご要望に応えられるよう、より一層努力致します。
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(大紀元日本ウェブ編集部一同)