早稲田祭2016に天国楽団が出演

2016/11/08
更新: 2016/11/08

11月5日、天国楽団が私立早稲田大学で行われた「早稲田祭2016」に出演した。天国楽団は法輪大法の学習者からなるマーチングバンド。演出の当日、快晴の天気のおかげで来場者が多く、ステージ前には人だかりができていた。楽団員の服装は唐王朝の楽士をイメージした華やかなもので、多くの観客が写真を撮り記念とした。

天国楽団の演奏を聞いた早稲田生の葛原さんは取材に応じて、「天国楽団の音楽は雄大で、中国風の衣装は美しい」と述べた。「素晴らしい演奏だった。衣装がとてもかわいい」とコメントした早稲田生もいた。

早稲田大学に進学する予定の石黒さんは「天国楽団の衣装は中国の民族衣装で、とてもすてきだと思う。特に帽子が特徴的で、かぶってみたいと思う。旗に書かれた『法輪大法』という文字はとてもかっこいいし、青を基調とした旗や衣装は美しい。演奏はとても素晴らしかった」と絶賛した。

早稲田祭には多くの外国人留学生も来場し、中国から来た王さんは天国楽団の演奏がとても面白いと述べ、「法輪大法は中国では禁止されている。早稲田大学でこのような演奏を見ることができたのは新鮮だ」と答えた。音楽が好きだという好さんは「気持ちを愉快にしてくれる音楽です。金管楽器のハーモニーが美しい」と称賛した。

天国楽団の演奏を聞く人々。背景に大隈講堂が見える。(野上浩史/大紀元)

法輪大法は法輪功(ファルンゴン)とも呼ばれ、数千年の歴史を持つ中国伝統文化の一つで、心身を鍛錬する気功修煉法である。1992年、李洪志先生によって社会に広く伝えられ、優れた健康増進効果と精神性の向上により学習者が瞬く間に増加した。

中国体育局の調べによると、90年代、法輪功を学ぶ人は1億人に達した。全国的な社会現象になった法輪功を、当時の共産党総書記・江沢民は1999年7月、「政権への脅威」とみなして弾圧を命じた。法輪大法の公式サイト明慧網の最新情報によると、17年に及ぶ迫害の中で4千人以上が拷問等で殺害され、数十万人が投獄されている。

また、収容所の学習者は「生きたドナーバンク」として、臓器移植手術のために、生きたまま臓器を強制摘出され死亡したと、国際調査団の調べで明らかになっている。

(大紀元記者・野上浩史、洪峰/編集・文亮)