[クアラルンプール 28日 ロイター] – マレーシア政府は28日、北朝鮮のミサイル・核開発を巡り朝鮮半島で緊張が高まっているとして、全国民の北朝鮮への渡航を当面禁止すると発表した。
外務省の声明によると渡航禁止措置は、情勢が正常化し次第、見直しを行う。
北朝鮮の平壌では10月5日にアジア・カップ(杯)予選のマレーシア─北朝鮮戦が予定されている。
同試合は安全上の懸念からこれまで2度にわたって延期されてきたが、今回の渡航禁止措置がどう影響するかは現時点では明らかでない。
マレーシアは北朝鮮と友好な関係を維持している数少ない国だが、クアラルンプール国際空港で起きた北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏殺害事件を受けて両国の関係は今年に入って悪化している。
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