[パリ 3日 ロイター] – フランス議会は、3日に実施した第1回目の採決で、反テロ法案を賛成多数で可決した。警察の捜査権を強化するほか、憎悪をあおっている疑いのあるモスクの閉鎖をより容易にするなどの内容だが、人権団体からは、市民の自由の制限につながるとして、懸念する声も上がっている。
下院の採決結果は賛成415票・反対127票。同法案は今後、修正などを経て、10月中旬ごろとみられる2回目(最終)採決に進む。
フランスでは2015年以降、過激派組織「イスラム国」(IS)に触発されたとされる攻撃事件により、240人以上が死亡している。
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