[サンノゼ 5日 ロイター] – 5日に中米各地を襲った熱帯低気圧「ネイト」による豪雨の影響で、少なくとも10人の死者が出ている。今週末にかけてハリケーンに発達し、メキシコのカリブ海沿岸リゾートや米メキシコ湾岸を直撃する可能性がある。
コスタリカ当局によると、豪雨の影響で少なくとも6人が死亡。政府は緊急事態宣言を出した。
ニカラグアでも副大統領が国営メディアで、少なくとも4人が死亡し、6人が行方不明になっていると明らかにした。
ネイトはニカラグア北東部とホンジュラス東部を通過し、5日夜にカリブ海北西部に移動する見込みだ。最大風速は時速64キロ。
米国立ハリケーン・センター(NHC)の広報担当者によると、ネイトは今後、「カテゴリー1」のハリケーンに発達する見通しで、8日に米メキシコ湾岸を直撃すると予想されている。
米フロリダ州とテキサス州は5日、住民に警戒を呼びかけ、フロリダ州の29郡とルイジアナ州ニューオーリンズは非常事態宣言を出した。
シェブロン
米内務省安全環境執行局(BSEE)によると、5日時点でメキシコ湾の石油生産の約14.6%、天然ガス生産の6.4%が停止している。
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