[ローマ 26日 ロイター] – イタリア上院は26日、選挙制度の改正法案を可決した。比例代表制と小選挙区による選出となり、事前に連立で合意した政党が有利になる。ポピュリズム政党「5つ星運動」は他党との連立を拒否しており、選挙法改正に反対していた。
下院はすでに法案を可決しており、数日中に国家元首が承認し、法制化される見通し。
アナリストの間では、来年5月までに実施される次回総選挙では、いずれの陣営も過半数をとれない「ハングパーラメント(宙づり議会)」が誕生する、との見方が出ている。
世論調査では現在、中道左派陣営、中道右派陣営、5つ星運動の支持率が拮抗。5つ星運動が支持率30%前後でトップを走っている。
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