[ロンドン 18日 ロイター] – メイ英首相は18日、欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を巡る交渉方針などについて議員らに説明する。EU単一市場へのアクセスを維持する「移行期間」計画への理解を求める見通しだ。
EU首脳は15日、ブレグジットを巡る交渉について、移行期間や将来の通商関係を協議する「第2段階」に入ることを正式に承認した。
メイ首相はこうした進捗(しんちょく)を議会に報告するほか、円滑な離脱に向けた移行期間の枠組みを提示する。
事前に公表された声明文の抜粋によると、同首相は「これは円滑なブレグジットを果たすという確実性を雇用主や家庭にもたらすことにつながる」と説明。先週合意した指針は交渉を「早急に進展」させるとの考えがEUと共有されていることを示している、と付け加えた。
メイ首相が提示する移行期間の枠組みは同首相がこれまで示していたものと変わらず、ブリュッセルにおける交渉に委ねられる。
首相は声明文の中で「これから交渉が始まるこの厳格に時間を限った移行期間において、われわれはEUを去っているため、単一市場もしくは関税同盟にはとどまっていないだろう」と指摘。「しかし、双方の市場へのアクセスを維持しつつ、将来のパートナーシップを支える新たなプロセスや新たなシステムを準備・履行することをわれわれは提案するだろう」とした。
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