[東京 18日 ロイター] – 防衛省は18日、東シナ海から日本海へ飛行した中国軍機5機に対し、航空自衛隊の戦闘機を緊急発進(スクランブル)させたと発表した。5機のうち2機は戦闘機。中国軍の戦闘機が対馬海峡を抜け、日本海まで飛行したのは初めて。
防衛省統合幕僚監部によると、SU-30戦闘機とH-6爆撃機がそれぞれ2機、TU-154情報収集機1機が東シナ海から対馬海峡を通過し、日本海へ抜けた。その後に反転し、再び東シナ海へ戻った。中国軍の爆撃機と情報収集機が対馬海峡を通過した事案は過去にあるが、戦闘機は初という。
これとは別に、中国軍の電子戦機Y-8が18日午後、バシー海峡から太平洋を飛行し、沖縄本島と宮古島の間を通過した。空自の戦闘機が緊急発進した。
いずれも領空侵犯はなかった。
(久保信博)
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